ライター紹介
名前；なかさん
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井戸水よりも水道水が旨いワケ
「水よりも水分補給できるスポーツドリンク」「〇〇産の水を使用して炊いたお米」どれもこれも、キーポイントは水です。スポーツドリンクだって基準は水。「水よりも水分補給できる」って水が優れているからこそ成立できるキャッチコピーです。水が美味しそうだとお米のツヤが違う気がしてきますし、お酒の水割りだって特別なものに変わります。
北海道、青森、岩手、新潟といった自然豊かな場所から湧き出した水は、さぞ美味しいでしょう。
山の天然水、井戸水から汲み上げた自然水は透き通ってキンキンに冷えた最高の1杯が飲めるイメージがありますよね。
私は離島で育ち、幼いころからいわゆる「自然豊かな山から湧き出る井戸水」を飲んで育ってきました。そんな私が、自然から湧き出た水よりもコンビニやスーパーで販売されているミネラルウォーターや蛇口から出る水道水の方が圧倒的に大好きな理由をお話ししましょう。井戸水よりも、ミネラルウォーター＆水道水は圧倒的に旨い。
私は井戸水で育ちながらも、水道水が好きすぎて友達の家で「なに飲む～？」と聞かれれば、「水道水は可能でしょうか」と水道水を遠慮無く飲む「水道水ガブ飲み女」として水道水が大好きな拗れに育っています。
井戸水で育った私の実体験レポをもとに、すぐそばにあるキッチンの水道水が最高に美味しい理由を力説していきましょう。
水道水には安全基準がある、井戸水は自己責任
水道水の基準
水道水は厚生労働省が水道法第4章に基づく水質基準によって、安全かつ清潔さが守られています。水道水は水質基準を必ず満たさなければなりません。
水道法によって、水道事業体等に検査の義務化がされています。蛇口を捻れば簡単に出てくる「水道水」は、国によって守られたスペシャルウォーターです。日本の豊かさを象徴するものの1つといっても過言ではありません。
いつでも飲めるという当たり前でありながら特別なことを、いとも簡単にやってのける水道水は特別です。しかも旨いって星5で足りますか。「都会の水道水は不味い」なんて言葉もありますが、それでも一定の検査を通過している水道水は井戸水よりずっと衛生的で旨い。田舎の井戸水よりも、いつでも飲める都会の水道水の方が実は安全で旨いんです。
井戸水の基準
水道水の水質が国によって守られている一方で井戸水は、自分で衛生管理をおこなわなければなりません。
水質検査、井戸内の管理等もおこなう必要があるため手間暇がかかります。それも、想像以上の手間暇がかかります。
昨日は清潔で美味しい井戸水が飲めていたのに、大雨が降ったせいで雨水が混ざるなんてこともよくあります。
公的な立場の市も、井戸水は飲み水としてではなく生活用水としての活用を進めています。
水道水の蛇口や管の掃除ができていないから、水道水だって汚い！と考える方もいるでしょう。
対抗する井戸水は、いつも外の風や雨にさらされ、動物の飲み水になり、虫もお亡くなりなっています。たまに動物も……。
蛇口や管の衛生がピカピカに思えてくるはず。
意外かと思われますが、井戸水も蛇口から出ます。井戸水を利用したことが無い方にとって、井戸水は汲んでくる水という印象が強いでしょう。井戸水は配管を使用すれば、家庭の蛇口を捻って使用できます。
結局、井戸水を飲料・生活用水として利用する際は蛇口から出すことになるので水道水と同じ蛇口や管を利用します。
つまり、井戸水は外にさらされている＋蛇口や配管の2重の衛生状況を保たなければなりません。
水道水が最高に美味しくて安全な家に湧き出てくれている天然水に思えてきました。
水道水はいつでも飲める、井戸水は凍る
水道水はいつでも飲める
「蛇口をひねれば出る」水道水。私は家庭の蛇口から出る水を井戸水から水道水へ切り替えたさいに、蛇口をひねれば「いつでも水が出る日常」に喜びを覚えました。
水道水はとにかく安定的に供給されます。断水がおこなわれる場合も予告されるでしょう。
井戸水はサプライズ断水が日常茶飯事
井戸水はまず、冬になると凍りがちになります。井戸が外に設置されているため、外気温の影響をもろに受けます。
井戸水が凍ってしまったら、蛇口から水が出なくなります。サプライズ断水の始まりです。
山に住んでいる民家が全て井戸水を利用しているわけではありません。車で数分すれば水道水を常用している家庭もあります。
私はサプライズ断水が起きたさいは井戸水を利用していない家にお邪魔して、お風呂やトイレを借りていました。
水道水の洗濯は透き通る、井戸水では染物が誕生する
水道水が綺麗だから洗濯物がキレイ
洗濯洗剤のCMで透き通る白さ！こすらず洗い落とせる！というキャッチコピーを目にします。そもそも、洗濯洗剤の力を最大限に発揮できるのは水が綺麗だからという大前提があります。
水道水が基準を満たしているからこと、洗濯物が白く清潔になり、気持ちの良い洋服になるのです。
井戸水は洗濯した服が染まる
井戸水も水道水と同様に透き通った水質をしている場合もあります。雨水も入ってなさそうなのに、洗濯物に利用すると、あら不思議。なぜか全て茶色っぽく染まっていることがあります。
目に見えない何かが洗濯物を染めてくれているのでしょう。自然の染物は楽しめました。
私の家庭では長年、井戸水を常用していましたが、私の「制服が染まる」という理由に水道水へ切り替えました。
飲み水の影響でも、サプライズ断水でもなく、制服が染まることが原因で水道水へ移行に。
公的な立場では井戸水の生活用水を進めていますが、生活用水の用途も車の洗車やお花の水やり等と動物のフンの影響を受けず色が染まりにくいもの限定で使用したほうが無難でしょう。
私は、井戸水が嫌だったことは一度もありません。夜中に父親が井戸水の様子を見に行くことも、母親が井戸水で染まった制服を手洗いしてくれことも、感謝でいっぱいの実家での1ページです。
ただ、もっと早く水道水を常用していたら、父親が井戸を見ながら寒い思いをせずにすみ、母親が「洗濯物また染まったわ！」とがっかりすることもなかったのかなとも、ふと思います。
だからこそ、今、蛇口をひねれば水道水がでる、そんな当たり前のことにも、ふーとしたときに感謝しています。
水道水はとにかく健康的
井戸水を常用するさい、困難が多いです。ついでに健康被害も水道水より多くなります。水道水は真夜中に凍った井戸を点検しに行く必要がありませんし、いつでも水質が保証されていてとにかく健康的です。
井戸水も味は美味しいですが「虫がいないか」「昨日雨降ってないかな」等の心配が常に脳裏をかすめます。
その点、水道水は何かを疑う必要も無く旨い！旨い！と飲み干せます。
水のランク、硬水や軟水、水の歴史や成分、効果は幅広く深いため、水を突き詰めると話しが付きません。
水を考える第一歩として原点に戻り、蛇口をひねるとでてくる水質を保証された水道水について考えてみました。
日本ではお金をあまりかけずに水で健康的になれる環境が水道水のおかげで、大部分の家庭で整っています。
井戸水は常用していたから私からすると、井戸水が映画やドラマ、アニメのように綺麗で安全な場合は少ないと感じています。
井戸水でお腹を壊したことはありませんが、洗濯物は染まります。寒い日は凍ります。井戸水は外のお水、外で使用する生活用水としての利用が良いのかなと、使っていた身からすると思います。
キュッと捻るとジャーと出る水道水を見ながら、井戸水の不便だけど面白かったことを思い出しました。今日も水道水を旨い！旨い！と思いながら。
参考：
新潟県【村上】井戸水の引用について
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/murakami_kenkou/1313013712336.html
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/index.html
水道水が飲めない場合、ウォーターサーバーを頼みませんか？
僕も頼んでたこともあり便利ですよ！
アクアクララ
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