タイパもコスパも良好!日帰り温泉入浴のすすめ

温泉

tsasaki
tsasaki
この記事はゲストを招き、語っていただくオリジナルコラムです。

ライター紹介

名前;斎藤あやかさん

「夢の国」より「温泉の郷」へ行きたい平成2年生まれです。月1~2回は必ず市内の温泉や、市外の人工温泉があるスーパー銭湯へ出かけます。

何かと忙しい大人のみなさん、こんにちは。「リフレッシュしたけど時間がない」「疲れすぎて出かける気力と体力すらない」という状況の人はいませんか?きっと私だけではないはずです。

「疲れを癒やすために温泉旅行へ行きたいな~」と思いつつ、まとまった時間もないし、準備や移動の大変さを考えると……。億劫になって、なかなか重い腰が上がりませんよね。

そこで、今回はタイパもコスパも良好な「日帰り温泉入浴」をみなさんにおすすめしたいと思います。私は月1~2回、日帰りで温泉やスーパー銭湯に出かけてリフレッシュしていますよ。

日帰り温泉を選ぶ理由

私があえて日帰り温泉を選ぶ理由は、気軽に、楽に、安く行けるからです。

もちろん宿泊で温泉旅行に行けるのがベストです。
しかし、フリーランスとして働きながら、小学生と未就学児の子育てをしている私にとってはなかなかハードルが高いのです。

・仕事などで忙しい
・休日が不定期
・育児や介護、ペットがいるなどの理由で宿泊はしづらい
・自由に使えるお金が多くない
・体力や体調に不安がある

上記のような状況にある人ならば、日帰り温泉の良さにきっと共感してもらえると思います。
では、私が宿泊ではなく、あえて日帰り温泉を選ぶ理由について詳しく説明していきます。

時間がなくても行けるから

宿泊する必要がないため、半日でもあれば行けるのが日帰り温泉です。丸1日家を空けるのは難しいという人もトライしやすいですよ。
温泉地で3時間、移動に往復2時間かかるとしても、5時間あれば実現できます。
途中でお昼ご飯を1時間挟むとしても6時間あればいいわけです。

ここでひとつ、タイムテーブルを提案します。

10時:自宅を出発
11時:温泉地に到着・早めのお昼
12時:入浴・まったりタイム
15時:温泉地を出発
16時:自宅に到着

近場に温泉やスーパー銭湯がある場合、移動時間は短縮できるので、より長くお昼ご飯や温泉地でのまったりタイムを楽しめます。

私の場合、移動は往復1時間以内で行ける施設を選択肢としています。
・片道10分程度で行ける温泉
・片道30分程度で行けるスーパー銭湯
上記のどちらかに行くことがほとんどです。

日中に子どもが学校や園へ行っている間にパッと行って帰ってきたり、月1回のバイトの日の帰りにお風呂だけ寄って帰宅したりと、ひとりで行動できる時間を温泉タイムにあてています。

思い立ったときに行けるから

日帰り温泉やスーパー銭湯は予約なしでも入浴できることがほとんどです。
思い立ったときに利用できるため「当日に都合が良ければ行く」という気軽さがあります。

一方、宿泊を伴う温泉旅行では原則として予約が必要です。
あらかじめ予定を立てる必要があります。
当日に行けなくなれば、キャンセル料が発生する可能性もあります。
「急に仕事が入ったらどうしよう」「子どもが熱を出すかも」と心配しがちな私には、当日に予約なしでも利用できる日帰り温泉が合っています。

※予約不要の日帰り温泉でも、休業日や臨時メンテナンス日にあたることがあります。
また、予約が必要な施設や設備(個室風呂など)もあります。
確実に入浴するためにも、事前に電話等で確認しておくと安全です。

準備や荷解きが簡単だから

日帰りであれば、入浴に必要なものだけ持っていけばよいので宿泊よりも手荷物が少なく済みます。
準備も簡単ですし、帰宅後の「荷解き」というほどの片付け作業も発生しません。

泊りがけの旅行時に思ったより大荷物になった経験はないでしょうか。
県外の実家へ子どもを連れて帰省するときには、1泊や2泊でも軽自動車のトランクに「夜逃げでもするの?」というくらいの荷物を積み込んで失笑した経験は幾度とあります。
宿泊の準備と片付けの大変さを想像しただけでも、面倒くさがりな私は出かけたい気持ちが萎えていきます。

その点、自分一人での日帰り温泉は、着替えさえも持っていく必要がありません。
準備も片付けも楽な点で、日帰り温泉が魅力的に感じます。

費用が安いから

日帰り温泉であれば、交通費や食事代を含めても数千円あれば足りることがほとんどです。マッサージなどを受けたとしても1万円程度あれば十分でしょう。

ちなみに、私が市内の温泉に入りに行く場合は2000円あればおつりがきます。
<内訳>
交通費:約170円(ガソリン代)
温泉代:1100円~1600円(温泉宿による)

もし、近くの美味しい洋食屋さんで少し贅沢なランチを食べるとしても、デザート込でプラス2000円ほどでしょうか。
4000円あれば、思い立ったときに「温泉+食事」のプチ贅沢ができます。

ちなみに、利用する温泉の宿泊施設利用料金は、1泊素泊まりで1万円以上は確実にかかります。
しかし、日帰り入浴でも宿泊でも、利用できる温泉施設は変わりありません。
大浴場、露天風呂、サウナも使えます。

泊まることはできないけれど、温泉が目当てならよりリーズナブルに楽しめるため日帰り温泉を選びます。

日帰り温泉でも癒やされるのか?

「日帰り温泉でも十分癒やされる!」と声を大にして伝えたいです。
私が実感している日帰り温泉の効果を紹介します。

・非日常感によって気分転換ができる
・汗をたっぷりかいて肌がきれいになる
・お腹があたままることでお通じがよくなる
・肩こりや腰痛が緩和される
・手足の冷えが解消される
・湯冷めせず身体全体が冷えにくくなる
・寝つきがよくなる
・いつもより深く眠れる

とはいえ「それって、あなたの感想ですよね?」とつっこまれてしまってはぐうの音も出ません。ここからは、私の実感だけでなく、日帰り温泉でもリフレッシュできるという主張の根拠として「環境省全国『新・湯治』効果測定調査プロジェクト3ヵ年調査結果」の内容も紹介します。

私が体感している日帰り温泉の効果

非日常感によるリフレッシュ効果や、体調面や美容面でも良い効果を感じられています。

まず、普段の私は子どもと入浴するためバスタブに身体を曲げて入っている状態です。
しかし、温泉なら広いお風呂で、身体を伸ばし、肩までしっかりと浸かれます。
それだけでも心地よく、リフレッシュできるのは間違いありません。
さらに、露天風呂で外の空気を吸いながら入浴したり、海や山などの景色を眺めつつ入浴したりすることで、日常から解放された気分になります。

温泉で身体が温まり血行がよくなるためか、お通じがよくなったり、肩こりや腰痛が和らいだりといった実感もあります。
お湯からあがっても冷えにくく、温かさが続きますし、寝つきも普段よりスムーズです。

私はサウナが苦手なので利用しませんが、比較的入りやすいミストサウナや、スーパー銭湯の岩盤浴は、あればほぼ必ず利用します。
温泉だけでも汗はでますが、併用することで「ヒトの身体ってこんな場所からも汗が出るの?!」というほど汗が出ます。
たっぷり汗をかくコツは、入浴前や合間に、スポーツドリンクをお湯でうすめたものを飲むことです。
効率よく水分と電解質の補給ができ、温かいものを飲むことで内側から身体もあたたまり、より汗が出やすくなります。
汗をしっかりとかくことで、身体がスッキリするだけでなく、その日からお肌のきめが整ったと感じられるため、美容にも良いと感じています。

日帰り温泉のほうが健康への好影響を実感しやすい

「環境省全国『新・湯治』効果測定調査プロジェクト3ヵ年調査結果」によれば、1泊以上するよりも日帰りのほうが「より健康を感じるようになった」「ぐっすりとしたよい睡眠がとれるようになった」と回答している人の割合が有意に高いという結果が出ています。

また、温泉への訪問回数が多いほうが「より健康を感じるようになった」「ぐっすりとしたよい睡眠がとれるようになった」と感じている人の割合が多い傾向がありました。

日帰り温泉旅行の効果を実感している人は、どうやら私だけではなさそうです。

日帰り温泉ならスーパー銭湯やスパ施設も選択肢に入れよう

日本は温泉が多い国ですが、私のようにすぐ行ける距離に温泉地がないという人も多いでしょう。
とくに都市部に住んでいる人は、温泉へ短時間でアクセスするのは難しいかもしれません。
近くに温泉地がないという人にぜひおすすめしたいのが、スーパー銭湯やスパです。
スーパー銭湯やスパであれば、都市部からでも比較的アクセスしやすいのではないでしょうか。
また、夜も比較的遅い時間まで営業しているため、仕事帰りの人も利用しやすいはずです。
また、子育て中の人であれば、子どもを寝かしつけてからパートナーに留守番してもらい、夜にスーパー銭湯で疲れを洗い流すのも良いでしょう。

私があえてスーパー銭湯を利用する理由

天然の温泉も好きですが、私はあえてスーパー銭湯へ行くこともあります。
スーパー銭湯へ行く理由は、お風呂も、お風呂以外の設備も充実しているからです。

・入浴する
・がっつり汗をかく
・癒やされる
・くつろぐ
・食べる

これらがワンストップでできるのがスーパー銭湯の魅力です。
「開店から閉店までいられるのでは?」と思えるほど快適なので、時間がたっぷりめにあるときは近場の温泉地よりもスーパー銭湯を選びます。
どのような設備が充実しているのか詳しく解説します。

お風呂

スーパー銭湯では、名湯の泉質を再現した人工温泉や、炭酸風呂や電気風呂、ジェットバスなど、楽しめるお風呂が多い傾向があります。
温泉でも炭酸風呂やジェットバスがある施設もありますが、大浴場+露天風呂のみの場合が多いでしょう。

岩盤浴やサウナ

スーパー銭湯は、岩盤浴、サウナ、漢方やアロマのミストサウナなど、お風呂以外の設備も充実しているのが魅力的です。
岩盤浴やサウナも、低温から高温まで部屋によって温度がわかれているスーパー銭湯があります。
高温が苦手な私にとって、低温のサウナが楽しめるスーパー銭湯は行く楽しみが増えます。

リラクゼーション

マッサージやアカスリなどのサービスも提供しているスーパー銭湯もあります。
リンパマッサージや足つぼなど、少し贅沢したいときや疲れが溜まっているときにおすすめです。

休憩場所

フリードリンク、漫画や雑誌コーナー、休憩所などが利用できるスーパー銭湯もあります。
追加料金が必要な場合もありますが、お風呂上がりにゆったりとくつろいで過ごすこともできます。

食事

スーパー銭湯には、食事処が併設されているところが多くあります。
お腹が空けばすぐにご飯が食べられるので、食事時間をまたいで滞在できます。
食券を購入して利用するセルフサービスのスタイルが一般的です。

まとめ:タイパとコスパ重視で癒やし効果を期待するなら日帰り温泉

日帰り温泉は、泊りがけの温泉旅行に比べると短時間かつ低予算でも出かけられます。
日帰り温泉へ入浴することで、健康や美容面によい効果をもたらします。
時間がない、お金がない、という人こそ、タイパとコスパを考えるのではないでしょうか。
タイパやコスパを考えつつ癒やされたいと願う人であれば、日帰り温泉はぴったりなはずです。
近くに温泉地がないという人や、時間が長めにとれる人には、人工温泉や岩盤浴などの施設が充実したスーパー銭湯やスパ施設もおすすめします。
ぜひ、時間ができたら気軽に、楽に、安く、日帰り温泉へ出かけてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Translate »